袋井市のナチュラル&ミニマルなお花屋さん「FLOWERS ROOM」

袋井市のナチュラル&ミニマルなお花屋さん「FLOWERS ROOM」

フラワーデザインコンテスト

  • Instagram
  • フローリストという雑誌の創刊40周年記念企画である
    フラワーデザインコンテスト

    最終選考での受賞とはなりませんでしたが
    入賞作品として誌面に掲載して頂きました。

    コンテストは初めての経験

    最近時間が空いた時にその日の天候と自分の気分に
    合わせて花を選び束ねていくという事をしていて
    その日はとてもいいブーケが作れたなぁなんて
    思っていたらインスタでコンテストの告知を発見。

    応募に至ったわけです。

    最終選考で私が選んだテーマは「花咲くお祝い」

    紙面には抜粋された文章が載っていて
    ブログではその全文を

    「花咲くお祝い」をテーマにしました。

    お店を立ち上げて8年、人の為に花を扱う・・
    それがフローリストとしてずっと変わらずに
    持ち続けている私の信念です。
    日々お客様の想いを花に込めるという事を
    し続けていますが今回は私の想いを花に込めて。
    自分事をお花にのせていく。
    これはいち表現者としてのチャレンジでもあります。

    昨年の夏、スタッフにお店を任せて2ヶ月を過ごした
    秋田県。

    初めて訪れた東北の地、近くて深い壮大な山々は
    神々しさを感じるほど。
    整然と並ぶ木々は美しく生まれて初めて
    自然のダイナミズムというものを感じました。
    ここから季節が変わって秋の紅葉、
    そして冬は一面が雪景色となるなんて・・

    至る所にある温泉は大地のパワーを感じる場所。
    どれだけ雪が積もっても変わらずにこの地中には
    そのパワーがあり続ける。
    それを想像したらとても神秘的な気がして
    感動しました。

    そして滞在中に出会った秋田の方々の温かさ。
    どう見てもよそ者の私にどこから来たのかと気さくに
    話しかけてくれ、とてもいい時間を過ごしました。

    「またとない時間」は私の記憶にしっかりと残っています。

    遠く離れた場所の人ともSNSで繋がる事が出来る時代。
    今回は私を秋田県という地に繋いでくれた
    ナマハゲダリアをメインに地中で燃える大地のパワーと
    一面に広がる雪景色、そして暖かな人達との出会いを
    お花で表現。

    このブーケが載るフローリストを胸に抱えて
    また秋田の地を訪れたいと思います。
    またとない時間を与えてくれた方達に嬉しい報告が
    出来るといいな・・・
    その瞬間が私にとっての「花咲くお祝い」です!

    今回のコンテストではとても学びがありました。
    自分にとっての正面があって掲載された写真は別の
    角度が撮られているもの。

    編集者さんがこの向きが1番お花がきれいに見えて
    とっても可愛いと言って下さり
    審査員の方も以下の選評内容を書いて下さいました。

    アートというのは外に出してみると色んな視点が
    生まれるという事なんだ・・・

    そして私が花を通して伝えたい事がそこにはあったんだなって!

    「見ていて温かい気持ちになりました」

    その一文がとても嬉しかったです。

    雨が降った月曜日に束ねたブーケ。
    緻密に繊細に意図的に作ったこのブーケも
    受け取り手によっては違う角度を持つかもしれない。
    それってとってもアーティスティックで個性的。

    そういう仕事をもっともっとしたいです。

Popular