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お客様と一緒に…2018年11月27日
きのうはあるお客様にお花のプレゼントを頂きました。
1輪のピンクのガーベラ…
そのお客様はいつも30分かけて歩いてお店に花を
買いに来てくれる子。
自分の為に2本とか3本とかお気に入りの子を
じっくり選んでくれてまた30分かけて帰っていく。
とっても丁寧で優しくて素直で面白い素敵な彼女。
何度かお店に来てくれて花以外の話も少しずつ増えていって
前回来てくれた時にはいつもよりたくさん話をしました。
私はいつも通りだった気がする。
子供の事とか自分の気持ちとか考えとかをいつも割と
オープンにお客様に話をしていて。
彼女はね泣きながら私に感謝の言葉とガーベラをくれたんです。
彼女は他の同年代の女の子達とは違う人生を歩んできた。
大人になるにつれて自分のしたい事と出来る事と
しなきゃいけない事の中で誰もが安全な道をコツコツ作っていく
事を選ぶけれどそれが歩みたい道なのかをいちいち立ち止まって確認
してはいられない。
みんなそんなに強くは無いし、1人で生きてるわけでは無いから。
でも私は人よりは強いほうな気がするし、とても欲張りでラッキーだったので
明日死んでもきっと後悔はしない。
そう思って生きてる。
自分のやりたい事をやっているって事で。
あとはお客様に本当に恵まれた。
私を受け入れてくれる方達ばかりです。
だからこの店にいる時間を楽しんでもらう為に
花を売るだけじゃなくてディスプレイをこだわったり
接客を丁寧にしたり…花の付加価値っていうかここに来て
よかったって思ってもらう事の為に全ての仕事がある訳で。
私は花よりも人が好きでこの仕事を一生していこうと
決めたので本当にこの状況は恵まれてるんです。
彼女がくれた言葉はそれを3年やってきたご褒美かな…
お花屋さんと話して私も自分のやりたい事をやろうって!
出会えて良かったし大好きです!
彼女の人生はこれから180度変わっていきます。
10年東に向かって歩いていたのを西に向かって歩いていくようなもので。
でも今生きたい道を選択したんです。
とっても楽しみだしこんな事があるんだなーって
いつも来年この店があるか分からないって思ってる自分の
背中を叩いてやりたい気分です。
続けなきゃいけない。
こんな幸せな事があるなんて!
彼女は数ヶ月後にここを離れてしまうけど私はきのうの事をずーっと
忘れないだろうなー。
彼女が往復1時間かけて花を買いに来てくれていた道中、
どんな気持ちでいたのかを考えるとぎゅーっと胸が
締め付けられる。嬉しさと切なさともうなんだか色々と。
一緒に泣いちゃったねー。
ガーベラ大切に飾ります。
ありがとう。
………でもなー私どっちかと言ったら男にモテたいなー笑